ミートの年齢変更についての考察
可愛らしい声変わり前の少年がダミ声おっさんに〜！！
運良く（この件にかけては運悪くかもしれませんが）北米版キン肉マン二世アニメを観た人がほとんど大爆笑するなり泣くなりいずれかの形の衝撃を受けたこの絵柄無視の無茶な変更、あっちのスタッフのマーケティングを考えた上の決断（多分よ、多分）だったんじゃないかと思われます。
とりあえず超個人的な感想ですが、アメリカでは大人の世界に子供が首を突っ込むことを異様に嫌う雰囲気があるんですね。嫌っている、というのが言い過ぎだとしても子供が大人を指導するなんて恐らく理解不能な人多いでしょう。
で、そんな文化の違いによる多数にとって理解不能とされるものがotakuではなく一般
視聴者向けに売り込みたいanimeに発見されたらどうするか。
答：さっくり編集段階で変更する。以上
編集の結果、どんなに不自然になろうと気にしません。すっぱりさっくりやっちゃいます。正直言って、二世アニメがくらった変更・編集なんて可愛らしいものです。アメリカに住んでいた七年間、恐くて一度もレンタルに踏み切れなかった"Wind
Warriors"（風の谷のナウシカ・なぜかパッケージの中心には剣を掲げたアスベルがいたりする。）なんて代物もあるくらいだ。（アメリカ人オタクの知り合いは全員口をそろえて「あんなもん観るな！」と言っているのでかなりの出来らしい。何故観なかったのかと今更後悔。）
話を元に戻しますと、アメリカ人的に見ると（少なくとも放映する側としては）ガキがはるかに年上の連中に対して偉そうに指示しているなんて受け入れがたい状況だったのでしょう。というわけでFOX側の再編集陣の「ミートは主人公のトレーナー」→「トレーナーは主人公より年上」→「年上のトレーナーったらやっぱ酒焼けしたおっさんだよな」→「北米版ミートの声＋喋り方はすれたオッサン声決定」という思考の流れが手に取るように浮かびます。ええ、ミートの外観が全く年喰ってたりすれているように見えないってことは完全に無視されていることも。
とか自分を納得させても、あっちの掲示板でミートの声はオッサン声の方が良いという意見を読むと、やっぱり「お前ら外見とのマッチングは考えないのか？！」と絶叫したくなりますけれどね。