原作にあったアイオロスがサガによるアテナ殺害を阻止する場面をフルカラー八ページ、岡田流で再現。案の定、岡田流にしすぎです。原型留めておりません。なんで衣裳が違いますか？なんで台詞が違いますか？なんでキャラの精神状態違いますか？そんだけ変えてなぜ星矢である必要性がありますか？まぁ、表紙の赤毛アイオリアで覚悟決めたと思った自分が甘かったってことですね。

半裸で手足ひょろひょろのアイオリアとかどう見たって普通の剣くらいの長さがある短剣とか視覚的な設定無視の山を差し置いて最強に破壊的なのはサガのモノローグ。正直言って数回読み直した後も意味が良く分かりませんでしたがとりあえず、「アテナ、君を私が殺すのは神の意志なんで自分は関係ないよ〜」との言い訳と取ってよろしいでしょうか？小難しい単語を並べ立ててもったいぶったわけわからんものに仕立て上げているあたり作者の詩心の無さと言語感覚の悪さが良く分かります。「アテナの乙女」ってなによ「アテナの乙女」って。それじゃアテナにお仕えする巫女さんにでも話しかけてるみたいじゃないか。「アテナは乙女」だけれどさ…。

そりゃこの程度の出来じゃ袋とじにでもしないと読者は興味を持ってくれないでしょうね…。